あまマルシェはじまり物語

 あまマルシェの企画は、公園の一次開園(2019(平成31)年3月)を1年後に控えた2017(平成29)年年末の安満人倶楽部幹事会忘年会で誰ともなく発した「マルシェしたいな~」の一言がきっかけ。そうなると動き出すのが早いのが安満人倶楽部。興味を持った有志で、すぐに「マルシェグループ」を発足。ただ、マルシェをすることが目的という本末転倒なスタートであったため、何のためにどういったマルシェをするのかを考えることから始まった。

 まず取り組んだのが、メンバーで高槻の特徴を出しあうことであった。高槻が大好きなメンバーばかりで、数えきれないくらいのキーワードが飛び出したのだが、自分の居住エリア以外のことは、意外と知らないものだということにも気付かされた。そこで、高槻に住んでいる人たち自身が、高槻の魅力を再発見できるイベントをしようとなり、テーマを「Re‐Discover たかつき」(たかつき再発見)にすることが決まった。

 メンバーで高槻を再発見するため、市内のまち歩きを実施すると、あまり知られていない史跡や住宅街にあるおしゃれな珈琲店、昔から続く陶芸窯、素晴らしい絵を描く人などたくさんの魅力を発見した。これらの魅力を、地域丸ごと公園に持ってきて紹介したいと考えた。が、どう公園に持ってきて、皆に知ってもらうのか・・・。悩んだ末、地域を持ってきて紹介するのではなく、地域に足を運んでもらえるようなイベントをすれば良いのではないかとなった。地域に足を運んでもらうイベントとは何かを考える中、「高槻はグルメの町やしテーマは食やん」という思いと、まち歩きをして感じた「パン屋さんって各地域にあるやん」という思いから、「パン」をテーマにすることが決定。地域のパン屋さんを紹介することで、あのパンをもう一度食べたいとマルシェの後に直接パン屋さんに買いに行く。そして、パン屋さんのある地域を少しでも知ってもらう。そんなきっかけやつながりを作りたい。そんな思いから「あまマルシェ~高槻のパン再発見~」は始まっている。

 やることが決まってからの動きは早い。日程、会場の段取りと一気に企画を進め、すぐに市内のパン屋さんリストを作成し、メンバーが出店依頼をするためお店を直接訪問。近所に焼き菓子屋さんを見かけたら併せて訪問と、安満人倶楽部持ち前の行動力を発揮。その甲斐あってか、初めてのマルシェにもかかわらず、なんと16店ものお店の御協力を得ることができ、無事第1回目の開催にこぎつけたのである。 

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